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2025.02.18

渋谷の道、全部歩いてみる #03 東

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お久しぶりです。404 Not Foundの松倉早星です。驚きの昨年夏のSHIBUYA TRAIL #03を真冬に更新です。ごめんなさい!

これまで歩いてきたエリアを色付けするとこんな感じ。

#01ではSHIBUYA SAKURA STAGEのご近所を散歩。
#02ではおそらく奥渋谷と呼ばれるエリアを散歩。
ふとこの青エリア???って何があるんだろうと気になり、ぶらっと恵比寿駅目指してうろうろしてきました。恵比寿って渋谷区なんですね。

新南改札からスタート

今回のスタートはShibuya Sakura Stageに最短でアクセスできる新南改札。
山手線ホームの南を目指し続けると実はサクッとでれちゃう。今まだ新しいから知られてないのか人混みを避けて移動できます。

隣の渋谷ストリームを通り抜ける。こんにちはGoogleさん。
Rally Japanのイベントでいかつい車両が展示されトークイベントが開催されていました。
絶対無理だけど渋谷の公道封鎖してレースしたら盛り上がるだろうなぁ。

ストリームの横を流れる渋谷川。綺麗な通りになってるけど、写真をとっているこの足元の橋は「稲荷橋」。ということは、かつてこのそばに稲荷神社があったのだろう。地図をみてもその姿は確認できなかった。かつてはどんな風景だったのか思いを馳せるが想像が難しすぎた。

渋谷警察署のピーポくんにご挨拶。なんとなく、ここに警察署があることだけは記憶にある。この先が全くの謎だ。

かなりの頻度で渋谷へは来ているが、この連載をしているとメインストリートしか歩いてないことを痛感する。すべてのビルが高いため、その奥の風景を想像する余地がないのかもしれない。

今では少なくなってきたタギングウォッチ。時代とともにボムられる内容も変わる。
ふと気になって足を止めた廃ビルらしき1階のドアにエアボム的な架空の「104」号室。
僕らがやっている404 Not Foundと似たようなグルーブを感じる。

渋谷クラスの大都市になるとキティちゃんも荷物を運ぶ。
この感じ、本当に公式から許可を得て登場していそうな気配。引っ越し屋になったのか〜と思ってよくみるとトランクルーム。
渋谷のトランクルームには一体どういう荷物が詰め込まれているのだろうか。絶対連載にはできないがトランクルーム開けてみた。とかやってみたい。

未到の地に突入

どんどんと踏み込んでいくと本当に一度も歩いたことのない道だらけだった。
「ここは渋谷3-9」誰も気づかないがしれっと「ここは」とつけているところにデザイナーの優しさを感じる。

なんか見えてきた。コンクリートジャングルと思っていた渋谷に突如自然。
ワクワクする。

金王八幡宮のおでましです。ビル群とのコントラストもあって美しい。
静かな時間が流れて、自分が渋谷にいることを忘れるほど。

たくさんの絵馬。プライベートなこと満載だったので引きで撮影。

お稲荷さんここにおりました。しっかりご挨拶。さっきの稲荷橋に通じているのだろうか。

綺麗に掃除が行き届いた境内。当時は真夏日とあって人はまばら。蝉の声を聞きながら小休止。街中はものすごい情報量で長居すると疲れちゃいますが、疲れたらここにきたらいいと思います。かなり空気が清くてすっと背筋が伸びる。渋谷駅から徒歩5分もかからないじゃないか。

水分補給をしたのち、再び歩き始める。

ここにあったの!?カプチョ1号店

急に現れたのがカプチョの1号店。
いつもの見慣れた看板あるなと思って眺めるも店舗らしきものが見当たらない。どういうことだ?と奥のビルの壁をみると漢字で書かれた「華婦里蝶座(カプリチョーザ)」。漢字なの!!と一人声が出た。これ有名なんですかね?知ってました?田舎からきたから驚いてるの自分だけだったのかな。トマトとニンニクのパスタここで生まれたのか〜10代の頃からお世話になってますと敬意を心の中で伝える。

どんだけターコイズやねんというビル。

気づけば、ここは渋谷4-4。ここで気づいた。このエリアは、あまり町名がついてない。どういう歴史的背景があるのか気になる。今まで歩いてきたエリアは、細かく町名が割り振られていたが、ここはカウントのみ。札幌もナンバリングでほとんどのエリアを表現するが、このエリアの歴史が気になり調べる。

かつては、大名の別荘地だったり、田畑に囲まれた場所だったようだ。
そして、かつて「渋谷城」があったらしい。今度、その足跡を探る散歩をしようと心に決めた。城あったんか…渋谷に。江戸時代の地図をデジタルでみると町名が散見されるが、現代の地図にはもう消えている。時代と共に消えていった街がここにもある。

今は國學院大学のキャンパスがこのエリアに広がっている。渋谷に最も近い大学なのかもしれない。歩いていた時は2024年の夏なので夏休みなのか学生の姿はほぼ見えず。楽しいだろうなぁキャンパスライフ。

この渋谷観光はアリだ!東エリア突入。

國學院を越えたあたりで住所に初めて町名が!東!シンプルすぎる!
勝手にこのエリアを東エリアと読んでいたが、あながち間違いどころかドンピシャで東という町名だった。

突如現れる神社。ここは渋谷氷川神社。八幡宮があったり神社があったり、このエリアかなり面白い。街中の喧騒に疲れたらすぐこっち側においで!

こちらも静かな境内。高低差がすごいある(さすが渋谷)の敷地に公園も併設されている。周辺はオフィス街から住宅街に変わり、本当に自分が渋谷にいるのか混乱する。キツネにばかされているのかもしれないというほど静か。そして清い。

そして、この子を見つけ出して欲しい。おま…かっわいいなぁ。おい。
なんだい、犬かい?ハチ公の幼少期?これ詳しい人いたら教えて欲しい。

もうね立派なキツネはいっぱいいるんです。その中に混じっているワンコロみたいなやつ。
そして、ここのキツネたち。表情が豊か。見応えめっちゃあります。

ルート的に裏口から入ってしまっていたみたいで美しい鳥居と狛犬。
ここ渋谷だぜ?信じられないだろ?

相撲だってとれるんだぜ。いくら大都会渋谷といえど、相撲がとれるのは氷川神社だけじゃないか。

そして、自然豊か。鳥が綺麗に鳴いてて蝶々が飛んでます。
ここ渋谷です。しつこいですが、こんな渋谷あると思わなかった。俺ここ住めるなと思った。

東エリアといえば「改良湯」

銭湯・サウナ好きはご存じの方も多いはず「改良湯」を発見。
この日はオープン前だったんですが、すでに並んでいるお客さんも。
このエリアでに銭湯があるって、めっちゃ大事だ。街を歩いていると昔ながらの○○荘とか、無数にあるんです。おそらくフロなし物件。ちょっと僕の拠点の京都の学生街を思わせる空気。あ、もしかすると國學院とか専門学校とか、ここから通っている人もいるのかもしれない。学生時代の思い出に銭湯はつきもので(私自身が京都だからというもありますが)このエリアに住む学生は改良湯なんだろうなぁ。と勝手に妄想する。
鯨の絵が目印です。

このエリア、大都会渋谷という世界観とは違う渋谷で香ばしい。
非常に歩きがいのある街。

昭和で時間が止まっているイラストレーション。

いいね、PULLの余白に入れ込む「引」

細川たかしだって来るんだぜ!うわーいきてー!と思って眺めると渋谷区にお住まいの六十五歳以上の方限定。しかも定員1500名。キャパがちげぇ。急に渋谷を見せつけてくる

東エリアでも飛行機を見上げる。

見上げて気づいた謎のアンテナ。
街を歩いて時折ある巨大アンテナ。これ何に使っているものなのかずっと気になっている。
世界にラジオ波飛ばしたりしてるのか?

急に現れる巨大な山種美術館

黙々と東エリアの奥へ突入する。昔ながらの食料品店もありつつ閑静な住宅街に変わってくる。この日の東京は40度に迫る猛暑日。俺は何をしているんだろう。あ、散歩かとなる。
そろそろ給水と避暑をしないとなと思っているところに突如現れる巨大建築。

どーん。でけー。写真じゃわからないよね。首90度なるくらい見上げるくらい。
山種美術館。日本画のコレクションがえぐい。日本が専門の美術館。
チケット売り場の方に教えてもらったけど、山種証券(今のSMBC日興証券)の創業者・山崎種二さんが集めたコレクションを抱えた美術館。だから山種美術館。名付け可愛い。

中は撮影禁止だったのでお見せできませんが、こういう機会でもないと日本画をじっくりみる機会なんてないので一時間くらい長居させてもらいました。

山種美術館のロゴマークがですね。
佐藤卓さんのデザインでした。そうかなーそうかなーと思って受付の人に聞いたら、またこいつか!という苦笑いもせずににこやかに「正解です」と教えてもらいました。
もう会期はとっくのとうに終わってますが、いい展示でした。

ここが「広尾」か…

そして、次なる場所に移動すると気づけば広尾。広尾も渋谷なんですね。
なんか不思議な街で昔ながらの風景が徐々に変わって、リッチな住宅街へと変わっていく。歩いて10分ほどの違いで学生街みたいな住宅地から高級住宅地に変わる。
土地の値段どうなってるんだろう。違うか、あとで広尾が開発されて価値が高騰したのか。
うんうん、と答え合わせもせずに納得する。

ペルー大使館もあったり、可愛い文字の町場のクリーニング屋さんもあったり、某プロ野球選手のダミーが置かれたピッチング練習の機材がある暮らしも、写真にとってもあんまり面白くなかった高級な住宅群もなんか一緒にある。不思議な街。

蔦、剥がすならしっかり剥がして欲しい古い家もある。

小さなお稲荷さんも残っている。

そして、大通りに出ると渋谷東商店会の看板。

再び渋谷川に合流。ぐるっと東エリアを周回した感じで恵比寿に近づいている。
居酒屋ふくみ、気になるなぁ。ほぼほぼ恵比寿駅。今度、ふらっと答え合わせにいきたい。

そして恵比寿一丁目に到着。
汗だくなので恵比寿駅最寄りサウナ「℃」にて汗をながす。いや、汗を追加でかいて汗を流した。

恵比寿横丁に吸い込まれそうになりつつ、仕事に戻る。

最後、恵比寿さんにご挨拶。
恵比寿さんのグローバルな友人がサマーバケーションしつつ、犬おまえジョジョのあれか?というゴール。

今回の散歩はこんな工程。
8kmほどを3時間かからない程度で歩いて到着。
その後、山手線に戻ってスタートラインの渋谷で仕事。
その後、Shibuya Sakura Stageの4F FOOD METでビールを飲み、飯を食い、体力回復!

それでは次回のお散歩でお会いしましょう!

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松倉 早星 / まつくら すばる

Nue inc 代表取締役 / 一般社団法人しぶやあそびば制作委員会 理事

松倉 早星 / まつくら すばる

1983年北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。東京・京都の制作プロダクションを経て、2011年末にovaqe inc.を設立。2017年7月より、プランニング、リサーチ、クリエイティブに特化したNue inc.を設立し、代表取締役に就任。これまで、領域を問わないコミュニケーション設計、プランニング、戦略設計を展開し、国内外のデザイン・広告賞を多数受賞。


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