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2025.02.28

404 CLAN BARを始めたら、発見の連続だった。

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2025年1月、404 Kitchenで「404 CLAN BAR」をスタートした。月に一度、期間限定でオープンするバーだ。

404 Kitchenはポップアップレストランなので、常設の店舗はなく、日替わり・週替わりでさまざまなお店が入れ替わる。そのため、営業の隙間が生まれる。

もともと料理もお酒も好きで、2024年11月には納豆定食屋を2日間営業してみた。だが、本業を抱えながらの営業は思った以上に体力的にハードだった。そこで考えた。「料理ではなく、お酒だけを提供するバーなら、3日くらいは続けられるのでは?」

この予想は的中。疲労感は格段に少なく、無理なく続けられることが分かった。

けれど、それ以上に大きな発見があった。

404 CLAN BARをやって気づいた5つのこと

  1. バーカウンターの向こう側に立ってみたい人が続々。

普段はイベントを企画したり、デザインの仕事をしている僕が、バーカウンターの向こう側に立ってみた。すると、意外にも「自分もやってみたい!」と言う人が次々と現れた。

「バーテンダーになりたい」というよりは、「バーカウンターに立ってみたい」という感覚に近い。

そこで「ゲストバーテンダー制度」を導入。すると、友人・知人が次々と立候補し、その人たちの知り合いも巻き込まれていく。結果として、効率の良い異業種交流の場が生まれた。さらに、ゲストバーテンダーを務めた人の姿を見て「次は自分もやってみたい」と言う人も増えていく。

404 CLAN BARは、まさに”人を惹きつける磁場”のような存在になりつつある。

  1. バーテンダーは、最高のファシリテーター。

404 CLAN BARに来る人たちは、もともと僕や店の繋がりがある人が多い。そのため、来店の目的は「飲みに来る」というより「話をしに来る」ことにある。

隣の人との会話にも抵抗がなく、カウンター越しのやりとりが、普段とは違う角度からの会話を生み出す。

バーテンダーとして、お客さん同士を紹介すると、自然と話が弾みやすくなる。そして、同じカウンターに立つことで、普段とは違う距離感が生まれ、新しい繋がりが広がっていく。

バーのカウンターは、単なる”お酒を出す場所”ではなく、人と人をつなぐ”交差点”なのかもしれない。

  1. 「何もない空白」もまた、バーの味わい。

会話が弾む場でありながら、404 CLAN BARには「静かな時間」も存在する。

ドリンクを眺める、メニューを眺める、何も考えずにただその場にいる。そういう”空白”の時間もまた、バーの魅力だと思う。

無理に話す必要はないし、話したければ話せばいい。ただお酒を楽しむ時間、それぞれの過ごし方があっていい。

「交流会」とは違う、“自分だけの時間”を持てる場所。そんな空間を作りたかった。

  1. 「初めまして」の関係が、いつもと違う。

仕事の場では、「受注・発注」といった関係が生まれやすい。しかし、ここでは「マスターとお客さん」というシンプルな関係がベースになる。

だからこそ、安心感が違う。

「クリエイターが集まるバー」とうたっているので、初対面でも自然に挨拶を交わしやすい。そして、仕事でもなく、交流会でもなく、ただ”ゆるやかに人がつながる場”になっていく。

そんな空気感が心地いい。

  1. 「時間軸」を超えた出会いの場だった。

404 CLAN BARを開いてみて、ふと思った。

「これは、タイムマシーンみたいな場所だな」と。

27年間、社会人として生きてきた中で、僕にはさまざまな出会いがあった。先生時代の教え子、アート関係の仲間、今のゲーム業界の知り合い、プライベートの友人、404の活動を通じて知り合った人たち——それらが、時を超えて、一つの場所に集まる。

そして、気づく。彼らは”同じ部族(CLAN)“なのかもしれない、と。

さらに、ゲストバーテンダー制度を取り入れたことで、この”時間の交差点”がさらにカオスな広がりを見せ始めた。年齢も職種も超えた、新しい繋がりが生まれている。

施設の特性を活かした「フードなし」のスタイル

404 CLAN BARがあるのは、17店舗の飲食店が集まる「大レストランフロア」。

ここで料理を提供することも考えたが、料理を作る時間が増えると、お客さんとの会話の時間が減ってしまう。そこで、あえてドリンクのみの提供にした。

結果として、お客さんは周辺の飲食店で料理を買い、バーでお酒とともに楽しむスタイルが定着。404 CLAN BARだけでなく、周りの店舗も巻き込んだ、相乗効果のある場が生まれた。

ゲストバーテンダーの存在

記念すべき第1回目のゲストバーテンダーは、桑野範久さん。一緒にバーを運営してみると、それぞれの仲間が交わり、新たなコミュニティが生まれることを実感した。

ゲストバーテンダーが加わることで、バーの雰囲気は毎回変わる。そして、それがまた、新しい出会いを生み出していく。

まとめ:「人が集まる理由」

「お酒を飲みに来る」というのは表向きの理由で、本当は「人に会いに来ている」のかもしれない。

404 CLAN BARを始めて、そんなことを実感した。

周囲の店舗を巻き込み、お客さん同士も混ざり合い、一つの”渦”が生まれつつある。

この渦が、どんどん大きくなり、多くの人を引き寄せていく。

そういう場所になったら、面白い。

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石川 武志

一般社団法人 渋谷あそびば制作委員会 理事 / 超内会長・404 Not Found プロデューサー

石川 武志

デザイン専門学校入学、卒業後、同校で18年の教員経験。その後、ゲーム会社への転職9年目。現在スタジオマネージャー。アートイベントプロデュースや404NotFoundプロデューサーとして東京、大阪2拠点生活中。多様な経験からとりあえずやってみる精神で何事もチャレンジし続けている。

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